- 科学×異世界の面白さ
- 主人公ヨシュアの有能さ
- 原作について
転生侯爵ヨシュアは転生前の知識(科学)を駆使して不毛の地は立派な都市にしたそうです
「電気」を発電したり「真空管」を作成するなど地球での経験が生きておるな
前世の科学×異世界の魔法が織りなすスローライフこそが
”追放された転生公爵”の物語
とあるシリーズのようなキャッチコピーを持ってきましたが、とあるシリーズと全く関係ありません(笑)
主人公の転生侯爵ヨシュアが科学と仲間の魔法を駆使して辺境の地「カンパーランド」で3年で人が満足に住める地にする物語
そんな”追放された転生侯爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった”の魅力をまとめた記事です
辺境の地「カンパーランド」は何故不毛と呼ばれるか?
辺境の地「カンバーランド」には当初何も無く、存在するのはヨシュアと僅かなお供が住む屋敷程度だった
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった1 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
カンパーランドは不毛の地を言われており理由は主に以下の資源が取れない為
①魔石(電池のような物で魔力を内包しており生活を豊かにする)
②燃焼石(マッチやライターのような物で魔力を通すと熱を発する)
特に燃焼石は簡単に火を起こせるので人が生活する上で必須の資源となる
そんな不毛の地であるカンパーランドにルーデル公国以上の街を作成していくストーリーは大変見応えがあります
辺境の地「カンパーランド」の発展
ヨシュアが追放された時には自身を入れて5人しかいないと思っていたヨシュアは気楽にスローライフを楽しめると思った束の間、元領民が住む家すらないのに押しかけてくる
ルーデル公国時代の領民はヨシュアをかなり慕っており、公爵様が行くのならば私達も行きます!という感じでカンパーランドに付いて来てしまった
そして嬉しい事にルーデル公国時代の技術者である「ドワーフのガラム」「ノームのトーレ」そして「妖狐のセコイア」などもヨシュアを追ってこの地に辿り着く
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった1 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
最終的にこの地は、「カンパーランド辺境国」街名は「オラクル」として発展していく
その際に”ヨシュア・ルーデル公爵”から”ヨシュア辺境伯”として肩書を変更する
過去にセコイアに対し、いずれは東京のように山手線が走る「カガクトシ(科学都市)」を作りたいと企んでいる
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった1 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
電車は科学力の集大成のような物なので、家1件の状態からもしも山手線並みの電車が異世界に走るとしたらヨシュア達だけで無く読者の僕達もワクワクする展開ですね
最初の驚き作製物「コンクリートの炉」
早速前世の知識を使いコンクリートは当たり前のように作られているが、鉄などを溶かす炉が無い為”魔法を使用”して僅か数コマで炉を作り上げてしまいます
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった1 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
本来コンクリートは強度が確保出来る時間は約7日間と言われています(自動車が乗り入れられる強度)
しかしオラクルに住む彼らなら魔法を使えば僅か数秒で7日間の工程を短縮しちゃいました
硬くさせる作業が火・鉄・土・風の魔法(精霊)を使用する事でコンクリートが固まる
火山灰とモルタルを使用する事でコンクリートを作成する前世の知識(科学)と魔法を組み合わせる事で早速暮らしを豊かにする一歩を踏んだ
ちなみにコンクリートで作成した炉は耐火性に優れていなかったので、中に耐火レンガを詰める事で今後もオラクル内で炉を使用出来ている
橋の作製
具体的な工事期間や橋の長さは不明だが、クレーンなどの重機が無い異世界で追放された年にいきなり完成させる技術力には脱帽
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった3 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
技術者も多く参加したが、領民の力で僅か数ヶ月程度で作製したとは思えない立派な橋
ちなみに領民達も魔法を使用する事が出来るので、住居の木材を乾燥させる作業はオラクルに辿り着いた時から行っている
目立った行動はしていないが領民も有能な者が多い事が分かりますね
電気(磁石)を作製
ダイナミックな磁石作成方法
それは魔物に全力で雷攻撃をしてもらう事
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった2 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
左下の銅線を巻いた棒に全力の雷を与えると磁石になる寸法
強力な魔物を味方につけ(正確には協力関係)、オラクルに電気を手に入れる第一歩を踏んだ
ただ科学知識だけで物を作る訳では無く、ファンタジー世界ならではの物づくりがたまりません!
バッテリーを作製
車とかに積んでいるあのバッテリーです
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった3 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
精巧なガラス細工・金属加工技術そして何より様々なバッテリー作製で必須な「真空」にする魔法があるので技術レベルが低い異世界でもバッテリーを誕生させる事が出来た
そして何より”異世界”として面白い事はバッテリーを利用して魔法鉱石を作製する
やり方としては電気を充電⇒マナ(魔力)に変換⇒各鉱石をバッテリー内に入れておく事
- そこらへんの石=魔石
- ガラス砂=高品質な魔石
- 水晶=超高品質な魔石
- 石炭=燃焼石
- 硝石=火薬石
- 銅=オレンジカッパー
- 鉄=ブルーメタル
- 銀=ミスリル
- 金=オリハルコン
- 白金=アダマンタイト
- 青銅=ダマスカス鋼
- アルミニウム=ホワイトメタル
ファンタジー漫画やゲームが好きな方は見覚えがある鉱石がありませんか?
ミスリルやオリハルコンが自分たちで作成出来てしまう!!
魔法鉱石の概念として各鉱石+多量のマナ(魔力)が内包された物としているので銀や金が採掘出来れば伝説上の鉱石が作れるオラクルの技術力は世界一ィィ!
そもそもヨシュア・ルーデルが追放された理由
以下2つの理由で簡単にルーデル公国より追放されてしまった
①聖女の「神託」
②枢機卿の「予言」
コミックス3巻時点で「神」の存在は一切無いが、聖女や枢機卿に陥れられて追放された訳ではない
むしろスローライフを望んでいた点が強いのでヨシュアは喜んで自身の「夢の悠々自適ライフ」を満喫しようと思っていた
追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった1 うみ・佐藤夕子・あんべよしろう/KADOKAWAより
崖っぷちだった公国を15年でヨシュアは立て直し、前世のように過労で倒れるのは嫌だという思いが長年ヨシュアにはあった
追放された転生公爵の簡単人物紹介
○ヨシュア・ルーデル
魔力密度が5しかない非力な転生者。前世の知識を使い瞬く間に街を発展させる有能領主
○ドワーフのガラムとノームのトーレ
この2人の技術者がいたからこそオラクルは短い時間で発展出来たと言える。知識・技術力全てがピカイチ
○セコイア
妖狐と言われるだけあり魔力密度も99ある実は凄いお人。魔物と会話する事も出来る。何より可愛い
○メイドのエリー
「超筋力」というスキルを持っている有能者。ヨシュアをおぶって川をジャンプ出来るので戦えば実はかなり強いと思う
○メイドのアルル
「猫族」という種族で敏捷性・感知性などメイドというよりアサシンのような能力を持っている
他にもワーカホリックの仲間などいるので魅力的なキャラクターがいっぱいいます
追放された転生公爵の原作について
「小説家になろう」発の原作であり2024年8月現在で全381話あります(1年程更新が無いが)
一応原作はR15なので15歳未満は読まないように!!
漫画版のカンパーランド辺境国、街の名は「オラクル」になっているが原作の街名は「ネラック」となっているので漫画と原作では街名が違います
そして漫画版も「カドコミ」で第1話などが無料で読めるのでヨシュアの内政無双にハマったら続きの巻や原作を読んで見てください
こういうお試しで読めるサービスがあるのは良いですよね
追放された転生公爵まとめ
- 科学はやっぱり凄い
- ファンタジー世界ならではの物づくりが魅力
- ヨシュアだけでなく領民も有能すぎる
科学とは人の暮らしを豊かにするものなのじゃな
スローライフ作品が好きな方にはたまらない作品「追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった」
僕自身DIYを軽く行っているので、単純ではありますが物づくりの漫画を読むとDIYをやりたい衝動に駆られますね(笑)
そういった副産物もあるので漫画版及び原作版も面白いのでオススメです!
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